印刷する

ikenishiブログ

オートカラーアウォード2010、受賞色が決定!

Auto Color Awards 2010

心を魅了した車の色

「オートカラーアウォード 2010」の最終審査が行われた。第一次審査で残ったノミネート車が文化女子大学の中庭にずらりと勢揃い。車を囲んでの最終プレゼンテーション、各車の前での質疑応答、また実際に車に乗り込んで体感する乗り心地や、車内から見る外の状景…。やはり実車のインパクトは違う。惜しくもここに残れなかった応募色も、実車で見たら評価が変わっていたかも知れない。そう思うと少し心が痛んだ。

ノミネート車の前でプレゼン、その時デザイナーの手は震えていた! 寒風のせい、それとも緊張から?

 

オープンカーの開閉デモンストレーションは合体ロボの変身のようでワクワク!

私が委員を務めるグランプリ・ファッションカラー賞審査委員会では、今年もなかなか結論が出ず、全員で部屋を出て最後にもう一度実車を見てようやく決めた。納得の結果である。
グランプリは「日産・フェアレディZ ロードスター」のディープマルーン、ブラックローズの妖艶な華やかさを思わせるグラマラスなボルドー色。
ファッションカラー賞は「ホンダ・アコードツアラー」のコバルトブルー、水に濡れたようなリキッド感を感じさせるインテンス・ブルー。
また審査委員特別賞は「ホンダ・ステップワゴン」のヒダマリアイボリー。その名の通り暖かさを感じさせるオフホワイト色。ファミリーカーとして人を主役にしたコンセプトが、「陽だまり…」と名付けられた色に見事に凝縮されており、“ライフスタイル賞”というネーミングに選考理由を込めて選んだ。
これら以外に、自動車メーカー・カラーデザイナーがプロの視点で選ぶ「オートカラーデザイナーズセレクション」の部門別4賞、審査会場となった文化女子大学の学生代表達が選ぶ「文化女子大学セレクション」の1賞もすべて決まった。各審査委員会が選ぶ車・色は、オーバーラップすることもあるが毎回概ね異なる。特に今回はほとんど重ならず驚いた。立場や視点の違いは審査するときに響くツボもここまで異なるのであろうか。非常に興味深い。
オートカラーアウォードの過去の受賞車・色を振り返ってみると、その年の時代背景やトレンドが投影されてきたことが明らかだ。今年の審査結果はどんな傾向を表しているのだろうか?ノミネートされたが惜しくも賞に選ばれなかった車も含めてトレンドを分析してみた。

 

グラマラス

車の醍醐味を思い出させたスポーツカーの官能的で魅惑的なレッド系カラー。




インク

インク瓶を透かして見るような流動感と透明な奥行きを感じさせるダーク系カラー。




ブリリアント

無機的で硬質になりがちな金属色を優雅にリカラリングしたニューメタリック系カラー。




ハッピーライフ

親しみやすく寛げる、フレッシュで優しいウォーム・ニュートラル系カラー。




スマートエコ

忍耐のエコから人の心を豊かにするかっこいいエコへとリードするブルー系カラー。



 

2009.12.25