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ifsオリジナル気分調査によると、「若さへの執着心は持ち続けたい」は全体で約50%。
男性では団塊世代、女性ではハナコ世代の数値が高い。
私個人的に以前から、日本人の「若さ」志向が気になっており、ここ一年、定量調査項目に入れ、
性世代ごとの経年変化をチェックしている。
そんなこんなが頭の片隅にありながら実家に帰った時のこと、
「お父さんの髪の毛ちょっと増えたと思わない?」と、母。
全体に白髪ながら、頭のてっぺんはかなり薄毛ゆえ、あまりじっくり見たことがなかったもので、
正直変化も分からない…。
何かしているの?と問えば、
「もう○○製薬のお得意様よ」と、育毛剤を見せられた。
通販で健康維持のためのサプリメントを複数購入していることは知っていたが、
育毛に関しても投資しているとは初耳だった。
父は80歳。白髪も薄毛も自然の成り行き。年相応だと思っていた、私は。
が、思い起こせば、今から5~6年前、
「今日病院帰りに電動自転車をひいていたらちょっとよろけちゃって、周りの人が“おじいさん大丈夫ですか?”
なんて言うんだよ。ショックだったな」と、本人におじいさんの自覚は一切ない発言。
ま、いつから“おじさん”が“おじいさん”になるのか…。
孫と一緒じゃない限り、個人の外見に由るところは大きいので、確かに難しい。
しかし、我が父の場合は、どこからどう見てもおじいさんなだけに、
そのリアクションにはかなり驚いた覚えがある。
身だしなみ程度にしか外見を気にしてない同じく80歳の母に比べると、
この父の言動・行動は興味深くてたまらない。
なぜ○○製薬のお得意様になっているのか、育毛に投資しているのかといった理由については…
こんな娘でもちょっとまだ言及できないでいる。
が、しかし、“若さ維持市場”の拡がりはやはり期待できそうだと、
昭和一桁の父を見ながら確信しているのでありました。
明日、八百屋の「やなちゃん」が閉店する。
私事ではありますが…、明後日からまたまた八百屋ジプシーと相成ります。
「おしゃべりする買い物」がしっくりくる者としては、鮮度高く、会話が楽しめる
贔屓の八百屋・魚屋・肉屋さんが欲しい。
昨年、隣駅に発見して以来、週末は八百屋の「やなちゃん」から魚屋の「魚定」で買い物するのが
私の買い物ルートになっていた。
「今日は何がオススメですか?」
「蕪でしょ」
「どうやって食べるとおいしいですか?」
「スライスして美味しいオリーブオイルと岩塩をふるだけ」
「それって、私向きじゃないですか!いただきます」
その後、5軒隣の魚屋の「魚定」に行き、
「すっごく鰆が美味しそうなんですけど、普通に焼く以外だとどんな食べ方がありますかね?」
「家に焼肉のタレある?あったら漬け込んで、フライパンで焼いてみて。美味しいから」
「そういえば最近使ってないけど、あります・あります焼肉のタレ。何でも良いんですか?」
「何でもOK」
「了解しました。早速今晩やってみます!」
食卓に並んだ2品は、ただスライスしただけ、ただ焼いただけの料理(?)に過ぎないけれど、
そこに至った会話はたった1分程度だったけれど、美味しさは倍増。うれしくてしかたがない。
食べながらもそのやりとりを思い出し、家人にも伝授する。
とても豊かな気持ちになるから、不思議。私が会話を楽しめる店を探してしまう所以なのだろう。
八百屋の「やなちゃん」の店主は、店先で婚活鍋パーティを開いてしまうような
気さくでパワー溢れる人でもある。
閉店を聞かされた年明け7日。レジ脇で2時間立ち話しをしながら店主のこれまでの人生を聞いたりして・・・、
「あー、人ってやっぱり面白い」と、しみじみし思いながらも、
「あー、これからどこでお米や野菜を買えばいいんだろう・・・」と足取り重く帰った日のことは
今も鮮明に覚えている。
・・・さて、明日は、「やなちゃん」最終日。
しっかり楽しんできたいと思います。
2012年も2週間が終わろうとしております。
皆さま、体調など崩されてはいませんか?
私は、北海道・旭川の実家で-15℃を体験しようともピンピンと過ごしてきましたのに・・・、
東京に戻るや3日目にして不覚にも鼻風邪に・・・。
「北海道より暖かい」という一寸の油断が敗因です。
そんな新年のスタート。
若干萎える私の心を、すーっと救い上げ、さらに解き放ってくれた写真をいただきました。
これは・これは縁起もの。
私で留めておくのはもったいないので、皆さまにもおすそ分けです。


これは、ドイツはベルリンに住む友人・阿部雅世さんからの贈り物。
元旦、チューリッヒの丘の上から眺める、スイスの山の上を駆けあがりゆく
昇り龍のごとき飛行機雲をキャッチした一枚だそうです。
何か良いことが起こりそうではありませんか?
素敵な出会いを大切に、小さな発見を積み重ねながら
前進する1年にしていきたいと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いします。
小原 直花
「生活者」を切り口にした仕事をするようになってからというもの、歩いていても、電車に乗っていても、喫茶店で集中して校正しているつもりでも、ついつい他人の話に耳が傾く癖がついてしまった。
ごくごく自然に向日葵が太陽に向かうが如く、である。
家人との外食では、私はいつも壁を向いて座らせられる…。それでも…耳はフクロウと化す始末だ。
そんな私の聞き耳が捉えた最近のヒット小咄は、アラフォー世代の婚活&結婚物語。
とある百貨店のレストランで隣接した女性2名の会話から、今やすっかり定着している40代の結婚周辺トピックをお届けしたい。
一人は今も婚活中(aさん)、そしてもう一人はつい最近結婚したばかり(bさん)らしい。
a:「この前のパーティーで結構いい人いたんだよ」
b:「えー、どんな会?」
a:「なんか、外資系企業とか、弁護士さんとかが多くてさ」
b:「えー、良かったじゃん。歳は?」
a:「年齢は聞けないよ」
b:「あ、そうだね、聞いたら聞かれちゃうもんね…」
a:「…」。
そうか、そうか、と心の中で大きくうなずく私。
歳は聞きたいポイントではあるが、言いたくないポイントでもあるという、非常に微妙な要件。密かに知る術が欲しいものです。
また、
b:「この前ようやく向こうの兄弟に会ったんだよ。うちのお姉ちゃんにはまだ紹介できてないけどね」
a:「そうなんだー。式とかしないと会う機会もないんだね」
b:「向こうのマンションの更新があったからね、新居を慌てて探してとっとと入籍することになっちゃったからさ」
a:「えー、何で?式挙げるまで入籍はせずに一緒に住んでれば良かったじゃん?」
b:「無理だよ。うちの親に同棲なんて許されないよ」
a:「そっかー。えー、じゃー、婚約指輪とかどうなっているの?」
b:「あ、そう言えば、もらってないや」
a:「えー、それって悔しくない?もらいなよ!」
b:「もらえるのかな…?だってもう結婚してるんだよ…」
うーん、これはまさにプレバブル世代ならではの会話かもしれない?と思いながら、
従来の順番通りにはコトが運ばないアラフォー世代の結婚用に、結婚指輪ではない、でも婚約指輪とも違う、大義名分が通る○○指輪なるものを提供するってのもありなのかもしれないなーなどと思った次第だ。
今書店に並んでいる『婦人公論』(表紙:風吹ジュン)に、取材原稿が掲載されている。内容は40代、50代、60代の世代特徴。
石川三千花さんがリアルにイラストを描いてくれているので、是非、書店でぺらぺらとページを捲っていただけたらうれしい限りです。
私は、社会人になってからというものずーっと羨ましく思っていたことがある。
それは喫煙室の賑々しさ。
たばこを嗜めない私にとって、そもそも煙と臭いは好ましいものではない。
が、1日の中に細切れに散りばめられた息抜きタイム、部署を超えた雑談はとっても魅力的だと思っていた。
しかし、今や社内に喫煙室すらなくなってしまった会社も多く(ifsも然り)、
その頃から社内コミュニケーションも減っているといった懸念の声も聞くようになった気がする。
そんな時代の流れを受けてか、掘り炬燵や茶室など、集える空間をあえて社内に作っている企業も
多くなっている。これは「井戸端会議」の薦めなのでは?
ネット社会になって開放されている感がある一方で、どこか閉じた感も否めない日常には、
リアルにオープンな空間がますます大切になっているのではないだろうか。雑談の中にも原石ありだ。
先日、浅草にあるアミューズミュージアムでのトークショー(佐藤尚之氏×石黒謙吾氏)にお邪魔した。
集っている老若男女は職業もばらばら、一人での参加者も多かった。
聞けば、クリエイティブディレクターとして活躍しながら、ソーシャルネットワークに関わる仕事に転換した
さとなおさんのファンたちだという。
「刺激的な大人に会いたくて来ました」「長野から来ました」と意欲的な若者もいた。
会場はお座敷+ちゃぶ台、しかも飲食しながら途中からトークショーが始まるというゆるい会だった。
トーク内容も確固としたお題があるわけでもなく、脈絡なく枝葉が拡がって行く感覚。
お開きになっても名残惜しそうに皆くつろいでいる。まさに「井戸端会議」的トークショーだった。
有益と無益の境目なんてないんじゃないかなーっとつくづく。
どんな石を持ち帰れるか、受け取った石をどう磨くかは受け手にかかっていることなのだろう。
そこで、私が気になった石は、「発信することの極意」「ボランティアのモチベーション」「動く大人」だ。
「井戸端会議」を改めて意識するきっかけになったイベントがもうひとつある。
通常はネットでのみ販売しているインディーズ着物ショップが集結して催した「井戸端着物マーケット」だ。
場所は目白の古民家ギャラリー。
庭には井戸が実在し、その脇に置かれたテーブルでは代わるがわるにお弁当を食す人がいるといった
これまたゆる~い空気が漂っていた。
二間+縁側付き部屋には、着物から和小物を扱う7店舗が並び、和室にはちゃぶ台と座布団が、
板の間にはテーブルと椅子があり、お客と店主がお菓子を食べながらわきあいあいとおしゃべりしている。
親近感はネットショップ上で交わされるコミュニケーションで培われたものらしい。
リアルに会えば、より一層会話が弾む。皆とってもいきいきしており、ポティブ気分が蔓延していた。
何やら賑々しい空間に身を置き、購買意欲にもふつふつと火がつく。
“着物”“井戸”など、「和」が強調されてしまうが、柄粋など目に入るものはドクロや蜘蛛など
今どきの服と変わらない。コーディネートもアレンジものが多かった。
この会の成り立ちや1点1点の商品が作られた背景・プロセスを聞きながら、
私は結局1時間半滞在してしまった。その間、お煎餅とお茶を二杯いただき、購入物は下駄と根付。
早く身に付けたくてしょうがない。
この店主たちのイベント第二弾が行われるという。7月8~10日、場所は高円寺の古民家だ。
タイトルは、「きもの小物☆夏祭り」。
今回の古民家には井戸はなさそうだが、井戸端会議的な乗りの空間になることは間違いない。
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