明日、八百屋の「やなちゃん」が閉店する。
私事ではありますが…、明後日からまたまた八百屋ジプシーと相成ります。
「おしゃべりする買い物」がしっくりくる者としては、鮮度高く、会話が楽しめる
贔屓の八百屋・魚屋・肉屋さんが欲しい。
昨年、隣駅に発見して以来、週末は八百屋の「やなちゃん」から魚屋の「魚定」で買い物するのが
私の買い物ルートになっていた。
「今日は何がオススメですか?」
「蕪でしょ」
「どうやって食べるとおいしいですか?」
「スライスして美味しいオリーブオイルと岩塩をふるだけ」
「それって、私向きじゃないですか!いただきます」
その後、5軒隣の魚屋の「魚定」に行き、
「すっごく鰆が美味しそうなんですけど、普通に焼く以外だとどんな食べ方がありますかね?」
「家に焼肉のタレある?あったら漬け込んで、フライパンで焼いてみて。美味しいから」
「そういえば最近使ってないけど、あります・あります焼肉のタレ。何でも良いんですか?」
「何でもOK」
「了解しました。早速今晩やってみます!」
食卓に並んだ2品は、ただスライスしただけ、ただ焼いただけの料理(?)に過ぎないけれど、
そこに至った会話はたった1分程度だったけれど、美味しさは倍増。うれしくてしかたがない。
食べながらもそのやりとりを思い出し、家人にも伝授する。
とても豊かな気持ちになるから、不思議。私が会話を楽しめる店を探してしまう所以なのだろう。
八百屋の「やなちゃん」の店主は、店先で婚活鍋パーティを開いてしまうような
気さくでパワー溢れる人でもある。
閉店を聞かされた年明け7日。レジ脇で2時間立ち話しをしながら店主のこれまでの人生を聞いたりして・・・、
「あー、人ってやっぱり面白い」と、しみじみし思いながらも、
「あー、これからどこでお米や野菜を買えばいいんだろう・・・」と足取り重く帰った日のことは
今も鮮明に覚えている。
・・・さて、明日は、「やなちゃん」最終日。
しっかり楽しんできたいと思います。
2012.01.27

