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ブログ

心に沁みるその一言

2012.02.21


2/14~2/16に開催された素材の国際見本市「プルミエール・ヴィジョン展」で、
8ヶ月振りに日本貿易振興機構(ジェトロ)の生活文化産業部
ファッション産業課 課長の荒居 万里子さんと再会しました。

今回の「プルミエール・ヴィジョン展」では、
METI-Creative Japan (経産省クールジャパン室公募プロジェクト)ブースを
監修・運営するミッションを一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)よりifsが受託し、
そのお手伝いで毎日ブースに詰めておりました。
そこに、荒居さんがいらっしゃり、目出度く再会となったのです。
久し振りの再会でとても嬉しかったのですが、

「川島さんのブログと高田さんのブログは、毎回欠かさず読んでますよ。」

の一言に、感動…。

盟友で物書きの川島蓉子のブログは、それは大勢の人達が読まれていますが、
私のブログは誰も読んでないだろう・・・と思い、今年に入ってから、すっかりサボッていました。

「読んで下さってる方が、少なくとも一人は居たんだ!」
と思うと、スキップしたくなるほど嬉しかったのですが、
その日の晩に 自分が最後に書いたものを見たら、
「なんだこりゃ?私日記ですか??」 

マーケティングやブランディングを生業にしている会社のwebマガジンのブログを担当しているのに、
マーケティングのマの字も感じられないような内容ばかり…

嬉しさが大きかった分、奈落の底に突き落ち、再び「やっぱりワタシには書けません。」と放棄。
で、週末は、PCに触らず、メールも一切拒否。
仕事に関わることは、なーんにもしないで過ごしました。

そして、月曜日にメールを開けたら、荒居さんからのメールが。
そこには、まるでそんな私が見えたかのように、

「高田さんのブログは、パリの暮らしぶりが伝わってくるし、
いつも前向きな様子に私も元気を貰っています。」


と書いてありました。

荒居さん! 
私こそその一言に勇気づけられました。
元々”四方山話”ってタイトルなんですから、開き直ってお喋り気分で継続します !

*プルミエール・ヴィジョン展の詳細はこちら
*METI クリエイティブジャパンの詳細はこちら

 


謹賀新年!

2012.01.06


新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い申し上げます。

皆さんは、年末年始をいかがお過ごしになられましたか?

私はと申しますと、週末を使ってロンドンの
The Nathional Galleryで開催されている
LEONARDO DA VINCI展を観に行き、
世界で初めて向かい合わせで展示された
二つの「The Virgin of The Rocks(岩窟の聖母)」に感動して来ました。

一つはパリのルーブル美術館所蔵、
もう一つはここThe NationalGallery所蔵の作品ですが、
ルーブル美術館所蔵の方が、先に描かれたものです。

この二つの作品の際立った違いは、
ルーブル美術館所蔵の作品中では、
天使がサン・ジャン・バティストを指差していますが、
The National Gallery所蔵の方では指差していないこと、
The National Gallery所蔵の方が神聖性が高められていること
(聖母とイエスに頭上に光輪があり、サン・ジャン・バティストが十字架を抱いている。)です。

油絵を描く前のエスキスとして描かれたスケッチ画では、
筋肉や神経の動きまで研究し尽くされており、
ダ・ヴィンチの鬼才を思い知らされたのでした。

ついでに、Her Majesty's Theatreで、ミュージカル『オペラ座の怪人』を観劇しました。
運よくガストン・ルルーの原作を読んでいたので、英語でしたが、堪能できました(笑)。

その後、ノエルをパリで祝った後、
今年80歳になった義父と義兄家族と一緒にスキーに。
今だにスキー現役の義父を見ながら、
「こんな風に元気で歳を取りたいものだ…」と思いました。

そして仕事初めの本日(1/4)は、虎屋パリ店にお邪魔して
お雑煮とおせち料理のセットで、ランチ。
我が家でもお雑煮だけはいただきましたが、おせち料理は割愛。
残念ながらどうもおせち料理は家族から余り人気が無いのと、
今年は特に食材も手に入りにくいと言う理由です。

支配人の市原淳子さんは、公私共に親しくさせて頂いて
おりますが、市原さんのお話によると、
2011年は良いパワーと悪いパワーが拮抗している年でしたが、
2012年は良いパワーの方が強くなり、
それを感じる人がどんどん増えてゆくので、
地球的には良い方向に向かうそうです。
物質面(経済環境など)では、まだ4年位は掛かるそうですが。

そんなことをいろいろ楽しくお話ししながら、
私はどんどんパワーを貰った感じがしました。

さあ皆さん、今年も頑張りましょう!

ロンドンのクリスマス風景

虎屋パリのお正月メニュー

 

虎屋パリのショーウィンドーは、いつも季節感がいっぱい。覗く人が絶えません。TORAYA Paris
Adresse : 10, Rue St-Florentin, 75001 Paris
Tel : 01-42-60-13-00
Fax : 01-42-61-59-53
E-Mail : f-toraya@toraya-group.co.jp

大忙しの週末!

2011.12.06


百貨店は11/23頃から、クリスマスの飾り付けになりますが、
我が家のクリスマスの飾り付けは、12月最初の週末と決まっています。

と言うことで、今週末は「クレッシュ・ド・ノエル」と呼ばれる
サントン人形の飾り付けと、クリスマス・ツリーの飾り付けを致しました。

そして、クリスマスの食材手配を兼ね、
Porte de Champerretで行われている
サロン・サヴールSalon Saveursへ買出しに。
ありとあらゆる食材が並び、
あちらでもこちらでも試食させてくれるので、大好きなサロンです。

通い始めてもう数年経ちますが、
だんだん寄る所が決まってくるものですね。
我が家の場合必ず寄るのが、
UzesのMaison de la Truffe
ここのトリュフ入り塩と、ホワイとトリュフで風味がつけられた
ブタの燻製が我が家のお気に入り。
ブタの燻製は、スライスしてアペリティフに。
トリュフ入りの塩は、蒸した野菜でも何でもOK。
蓋を開けるとトリュフの香りがプ~ン。

Les Produits de la Vie
湖の美しいAnnecyから来る業者ですが、
ここが輸入しているアップル・チップス(独 Lebe Gesund社)。

Eugene Ellia
リヨンの近く、Nuits-Saint-Georgesのワイナリー。
醸造元、ワイン卸業者だけでなく、
ありとあらゆるアルコール業者が出展しているのですが、
ここで買ったワインが非常に美味しかったことから、
我が家はなぜか毎回ここで、いっぱい試飲させて貰って、
結局何ダースかオーダーを入れています。

La Fabresse
プロバンス地方のSaint Remyからやって来る
オリーブオイルの醸造業者。
家人がマルセイユ出身なので、
我が家のオリーブオイル消費量は普通じゃございませんので、
年に2回のSalon Saveursでも毎回買っております。

La Fabresseは、2006年創業以来、
毎年コンクールでメダルを取っておりますが、
その殆どが金賞!2011年も金賞でした。
毎回若い御夫婦が、二人でやって来くるのですが、
最近は、オリーブ・オイルで作った石鹸だけでなく、
ジャムやジュース(フルーツです)も売るようになりました。

最近黒いオリーブを使ったオイルも始めましたが、
やっぱり我が家は香りとコクのあるグリーンのオリーブから
作られているものが好みです。

それに加えて今回は、Caviar de Franceでキャビアを奮発。
ベルーガやセヴルーガに比べ、粒の弾力性に欠けますが、
養殖からやっている生産者による直売なので、
「抗生物質も何も使わず、自然に育てている。」
と言う説明による安心感も購買意欲に拍車をかけました。

などなど、家の雑事に追われましたが、土曜日に
見た映画「The Lady」もとても良かったです。
ビルマのノーベル平和賞受賞者Aung San Suu Kyi
題材にした映画ですが、
歴史をなぞりながら、その中でSuuと夫、
二人の息子の強い絆に焦点を当てた映画で、
男女を問わず観客の殆どが涙していました。
(隣の女性は、泣きっぱなしでした。)

Luc Besson監督、Michelle Yeoh主演。
Aung San Suu Kyiの役を演じたMichelle Yeohは、
元々この映画制作の推進者でもあったそうですが、
熱演とか好演とか言うレベルを超え、
本人そのもののように見えました。
静かな戦い、武器を持たない戦い。
女性の戦い方は、いつもそうなのかもしれないなあ、
と考えた次第です。

カルチャーの秋!―ポンピドー・センターのエドヴァルド・ムンク『近代の視点』展

2011.11.16


第一次世界大戦終戦記念日(11月11日)の3連休を利用して、
お芝居を観たり、展覧会に行ったり、映画を観たり、と
久し振りにカルチャー色満載の3日間を過ごしました!

その中で、今回御紹介したいのが、パリのポンピドー・センターで 
9月21日から開催されているエドヴァルド・ムンク展です。
ムンクと言うと『叫び』を思い出しますが、
今回は、ちょっと違う視点から見たムンクの展覧会でしたので、
前売りチケットを買ってあったにも関わらず、長蛇の列でした。

長蛇の列の理由は、オスローのムンク美術館の協力により、
フランスでは初公開の作品が出展されているからです。 
テーマ毎に12の部屋に分かれ、140点の絵画、写真、版画、
デッサン、彫刻が展示されています。

下調べもせず見に行った私にとって、発見だったのは、

①ムンクは、同じ題材を複数のヴァージョンで描く習慣があること。
そう言えば、『叫び』も1点だけでは無かったな・・・と思いだし、
調べてみたら1983年に制作された油絵が一番有名ですが、
他にも3点制作しているので、全部で4点あったようです。
このヴァージョン違いの同題材の絵を集めて、一つのテーマにしていましたが、
比較するのがとても面白かったです。
私には、“違い”の部分が、その時のムンクの心象心理や時代を
反映しているようにみえました。

②ムンクは、写真や映像に興味を持ち、沢山の作品を残していること。
ムンクと言うと、前表現主義とか象徴主義とか言われ、
何となく前世紀(19世紀)の画家のような印象を持たれていますが、
実際の活動の大半は1900年以降だそうで、
しかも写真だとか、映画、8ミリ・フィルムというような
近代的テクノロジーも表現の手段として活用していた芸術家なのでした。
そして、写真の影響から、ムンク独特の構図(多くの絵は、絵の下の方に
上半身で切れている人物が配置され、遠近感が表現されている)が生まれたそうです。

③ムンクは、エゴサントリックな画家だった?
―80点以上の自画像と沢山のオートポートレート写真を残しているそうです。
自画像も内面描写のためなのか、何だかネクラっぽい感じの絵が多かったですが、
中には、“昔の煙草屋の親爺”(日本のです)を思い出させられるものもありました・・・。

④ムンクは、右目を患っていた時期がある。
その時期に、わざと患っている方の目で見える世界を描いています。
彼の場合は、最終的には回復しますが、目を患ったと言えば、
晩年のモネも白内障を患って失明寸前の状態で
大きなキャンバスに絵を描いたことを思い出しました。

ま、かなり勝手なことを書かせて頂きましたが、非常に良く練られた
わかりやすい展覧会で、とても勉強になりました。
皆さんも機会があれば、是非行かれてみて下さい。

サイトで前売り券を購入されてから行かれることをお勧めします。
http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Accueil.nsf/Document/HomePage?OpenDocument&L=2

最近出会った2冊の本

2011.11.14


Paris vs New York

ユーモアたっぷりで、素敵なイラスト本『Paris vs New York』。
パリとニューヨークのヴァーチャルで、
友好的なマッチ(対戦)本です。

作家のVahram Muratyanは、
グラフィック・デザイン・オフィスを持つアートダイレクター。
パリ生まれで、パリ在住の著者は、
5歳の時に初めてニューヨークに行きます。
子供の著者にとっては、全てが大きく、
物凄い都市と人のパワーを感じ、
その印象がその後ずっと残ります。
大人になってから、数ヶ月ニューヨークに住むことを決断し、
ニューヨークに渡り、
「Paris versus New York」というブログを始めます。
この本は、そこから生まれました。

パリとニューヨークの対比が、愛情ある目線で描かれたイラストレーションで
見ていて思わず微笑んでしまう本です。

イラスト本なので、フランス語が読めなくても充分楽しめますから、
機会があったら、是非手にとってみて下さい。

『Paris vs New York』
Vahram Muratyan著
Editions(出版社): 10/18
224 pages
価格: 12,90 euros (\1.400程度)

『Paris vs New York』より、少しご紹介します。

 



6 MOIS

正確には雑誌のカテゴリーに入るものですが、年2回発行のフォト・ジャーナリズム雑誌です。
“21世紀をイメージで捉える”と言う副題の通り、写真が満載のルポルタージュ雑誌で、
今年の春、3月に産声を上げた雑誌です。
その第2号がこの秋に発行され、テーマが『女性の世紀』だったので、興味を持って買ってみました。

アルゼンチンの“二人の従妹”(Alessandra Sanguinettiの写真)は、
去年の冬だったかmerciのJean-Lucに紹介された9区の新しいギャラリーで見た写真でした。

中味が濃い雑誌なので、到底語りつくせませんが、中でも衝撃的だったのは、
“セシルの選択”というルポルタージュです。
水頭症で生まれ、母親から捨てられたネパールの少女と、
この少女の存在をデンマークの日刊紙の記事で知り、
この少女を助けたい一心でネパールに向かったCecile  M. Hansenの数日間を取材したものです。
この話は、何か他の雑誌の記事でも読んだ記憶があるので、かなり知られた話なのかもしれませんが、
目の前に突きつけられたイメージに胸を抉られるような気がしました。

『6 MOIS』
http://www.6mois.fr/?lang=fr
年2回発行 
価格: 25 euros (\2.650程度)
キオスクにて販売